*花灯について

- 長崎編みロザリオ HANA*AKARI
- マリア・ガブリエラ
今日も神様に、この手を使っていただけますように… 心が祈りに向かうとき、手の中でそっと、温かく灯るようなロザリオが編めたらと願っています。 かつて、ヨーロッパの宣教師から伝わり、長崎の神学校や修道院で受け継がれた手編みのロザリオは、やがて「長崎編み」といわれるようになりました。 素材の洋白は直径は0.6mm。長い1本のワイヤーから、ひと目ひと目、専用に加工したペンチを使って編み上げる伝統的な技法です。 洋白は十分な硬さと粘り強さを兼ね備えています。細やかに編み込むことで、なめらかで柔らかい繰り心地でありながら、安心してお祈りに身を委ねていただける丈夫さが特徴です。 私自身は長崎で生まれ、仏教徒の家で育ちました。 最初のキリスト教との出会いは、高校生のころに手にした遠藤周作の「深い河」、三浦綾子の「ひつじが丘」「氷点」など。それからは、悩んだとき、迷ったとき、人生の岐路に立つたびに読み返すようになりました。 やがて、環境の変化や出会いに導かれて教会へ通えるようになり、地元のカトリック教会で洗礼のお恵みに与りました。 ロザリオの制作は一般的なものを独学したのち、身近にいたシスターが勧めてくださり、聖母の騎士修道院のブラザー(修道士)にご指導を仰ぐ機会をいただきました。 ロザリオを手にしてくださる方に、マリア様をはじめ聖人のご加護と執り成しがありますように、神様のいつくしみが豊かに注がれますように… ささやかなお祈りをお捧げしながら、今日も一日、心を込めて。